
iPhoneもandroidみたいにsimカードを2枚入れることができれば便利なのにな。
携帯料金を安くするため、もしくは、仕事用とプライベート用と電話番号を使い分けるためにsimカードを2枚以上持っている人は少なくないと思います。
iPhoneでsimカードを2枚以上使って運用するためには、simカードを使うたびに入れ替えるか、もしくは2台以上iPhoneを持ち歩く必要があります。
simカードを入れ替える際は、iPhoneのケースを外したりsimピンを使ってsimトレイを外す必要があり大変めんどくさいです。

めんどくさっ、
格安simを使っている場合はプロファイルをインストールしたり削除したりする作業もあるため、さらに大変です。
2台持ちするのも、単純に荷物になるし、充電の管理が大変だったりします。
そこで思いついたのがsim2枚挿し!!
海外で発売されているiPhoneは最初からsimが2枚挿入できるモデルもあるみたいです。
ただ、日本では発売されていないので、日本でsim2枚挿しを実現するためには自分で部品を購入して、自分で部品を交換するしかありません。
部品を交換した結果がこちらです。

主回線はワイモバイル、副回線はLINEモバイルのsimカードを挿しています。
交換にかかった費用 561円
交換にかかった時間 15分
このような作業が得意な人であれば非常に手軽にiPhoneをデュアルsim化することができます。
ここから、パーツの入手方法と交換方法について解説していきます。
DSDSとは
DSDSは「デュアルsim、デュアルスタンバイ(Dual sim Dual standby)」の略です。1台のスマホで2枚のsimを使って2回線を同時に待ち受けすることができます。
iPhone11用のデュアルsimスロットとデュアルsimトレイを購入する
iPhone11にsimを2枚挿入できるようにするためには、2つの交換用パーツを購入する必要があります。
デュアルsim用のsimトレイとsimスロットです。

amazonでも売っていますが割高なのでAliExpressというアプリをダウンロードして購入しました。
simトレイは表と裏にsimカードをサンドイッチするようにはさみます。
AliExpressで注文してから2週間後くらいで到着しました。
急ぎの人はamazonで注文した方が早く届くかもしれません。
AliExpress iPhone11 Dual sim スロット + Dual sim トレイ
simスロットを交換する

simスロットの交換手順は以下の通りです。
- iPhoneの電源を落とす
- simトレイを外す
- 下のセキュリティピット2本を外す
- ディスプレイを外す
- simスロットを外し、デュアルsimスロットに交換する
- ディスプレイ圧着シールをつける
- ディスプレイをつける
- 下のセキュリティピットをつける
- simトレイをつける
下の動画を見れば作業の大体の流れはわかると思います。
iPhoneのパーツ交換に慣れていない方はディスプレイを外す作業が一番大変だと思います。
特にiPhone11は歴代のiPhoneの中でもディスプレイが外すのが難しいです。
慎重にいきましょう💦
もし壊れてしまったら、修理に出しましょう。
simトレイを外さないとsimスロットを外すことができません。忘れないように最初に外しておいた方がいいでしょう。
動画ではディスプレイの配線を繋いだまま作業をしていますが、ディスプレイを外した方が安全に作業ができます。
自分の力量に合わせて判断をしてください。
iPhoneのデュアルsim設定

無事にパーツの交換作業が終わって、simを2枚入れて電源を入れるとiPhoneの画面上に見たことのない設定画面が出てきました。

simカードに名前をつけることができるのでわかりやすい名前を付けます。それぞれのsimにわかりやすく「楽天モバイル」「ワイモバイル」と名前を付けました。

メインで使う回線の選択など簡単な設定項目が2〜3個出てきます。1分くらいで簡単に設定できます。
初期設定が終わったら、LINEモバイルやワイモバイルなどの格安simを使う場合はプロファイルをインストールします。
iPhoneにはプロファイルを一つしかインストールできません。
格安simを2枚入れて同時待ち受けすることはできますが、両方の通信を同時に使うことはできません。
デュアルsimのメリット
メリット1 身の回りがすっきりする
2つの電話番号の着信を1台のスマホで管理できるのでスマホを2台持ち歩く必要がなくなりすごい楽になりました。
スマホが2台あるとケースや充電器なども2台分必要になります。それらがなくなると身の回りがすっきりしました。
ミニマリストにもおすすめです。
メリット2 通信費を安くできる
大手キャリアのsimと格安simを合わせて使うことで、安定した通信と割安な通信のいいところを組み合わせて使うことができます。
docomoやauなどの大手キャリアは常に高速で安定した通信ができるのが売りです。
しかし、一般大衆向けに必要のないサービスをたくさん展開しているため通信料は割高です。
一方、LINEモバイルなどの格安simは料金は安いですが、お昼休みなどの混雑時には使い物にならないほど通信速度が低下してしまいます。
私のおすすめの使い方はこちらです。
料金/月 | データ量 | |
回線1 楽天モバイル | 0円(1年間) | 5G |
回線2 LINEモバイル | 1480円 | 3G |
合計 | 1480円(1年間) | 8G |
楽天モバイルの1年間無料キャンペーンを使えば、毎月1480円で8Gの通信を使うことができます。
デュアルsimのデメリット
デメリット1 パーツ交換が大変
1番のデメリットはパーツ交換が大変だということです。普通のプラスドライバーだけでは作業ができないので、iPhone修理用の精密ドライバーが必要になります。
ディスプレイを外す作業も慎重にやらないといけません。ディスプレイを開ける際に強い力を加えすぎると筐体に傷がついたり、最悪ディスプレイが割れてしまうリスクがあります。
くれぐれも慎重に作業を行ってください💦
デメリット2 プロファイルが一つしか入れられない
iPhoneで格安simを使う場合は専用のプロファイルをインストールする必要があります。
iPhoneにはプロファイルを一つしかインストールできません。
格安simを二つ入れて同時待ち受けすることは可能ですが、通信をするためにはプロファイルを入れ替える必要があります。
例えばワイモバイルのsimとLINEモバイルのsimを2つ入れた場合、2つの電話番号を同時に使って、電話を受けたりかけたりすることは可能です。
ワイモバイルの通信からLINEモバイルの通信を切り替える場合は、
- ワイモバイルの電波でLINEモバイルのプロファイルをダウンロードする
- ワイモバイルのプロファイルを削除する
- LINEモバイルのプロファイルをインストールする
という手順が必要です。
simが2枚入っているので、wifiの電波がない環境でもプロファイルの切り替え作業ができます。
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